ライトガイドは様々なシーンで活用されています

ライトガイドの明るさ

ライトガイドの明るさ ライトガイドとは、光を伝達するガラスファイバーや石英ファイバー、プラスチックファイバーなどをたくさん束ねて、光源からの光を伝達するためのものです。
その特徴はムラのない均一な明るさを実現することができることですが、種類によって特徴が異なります。
たとえば、ガラス系のものであれば一般的な可視光線用に用いられ、耐熱性や耐湿性に優れているのが特徴です。
石英系のものは紫外線透過用に開発されています。
さらにプラスティック系のものは価格の安さが魅力です。
このような特徴を理解しておくと、ライトガイドを選ぶ際の参考になります。
ライトガイドの明るさを示す単位は、白熱電球などの明るさを示すW(ワット)ではなく、Lm(ルーメン)という単位が用いられます。
ワット表示に慣れ親しんだ方にはよくわかりにくい単位かもしれませんが、ひと昔前のように~W相当と表示するのはかえって混乱を招くという理由で、今は使われなくなりました。

ライトガイドの明るさは使用する光源装置との組み合わせが重要

ライトガイドの明るさは使用する光源装置との組み合わせが重要 ライトガイドは、製品内部の検査や内視鏡手術などモニターを通してでしか内部を確認することができないような狭く限られた部分の照明器具として頻繁に使われています。
ただ、ライトガイドはその物自体が光を発するのではなく、使用している光ファイバー素材の内面反射を利用して片側から入射した光を効率よく反対側へ伝えてることで周辺を照らすものなのです。
そのため、管全体が発光する蛍光灯と比べると、どうしても明るさでは劣ってしまいます。
しかし、光源そのものの光の強さやそれを効率良く伝えることができるLED光源装置を光源とすることで、より明るい光を照射することが可能になるのです。
また、ライトガイドは作業部分を明るく照らすための先端部分の形状が種類豊富に用意されていたり、特注製品を作ることもできるので使用用途に合わせて選ぶことで便利に使用することがでるというメリットもあります。
ですから、手術や検査など細かい作業はもちろん、イルミネーションとしても活用できるライトガイドに明るさを求めるのであれば、強く質のいい光を出すことができる光源装置と組み合わせることが重要になってくるのです。